アニメ・コミック

2008年9月 9日 (火)

20世紀少年 読破

20世紀少年 読破
ようやく「20世紀少年」&「21世紀少年」を読み終えました。「ネタバレ注意」でお願いします。

感想です。私は巷で言われている程の違和感は無く割合、納得して読み終えました。ちなみに奥さんはラストで全てが解明されないのは気持ち悪い、という感想。
確かに、いくつかの疑問は残したままだが、この作品は推理小説ではないので個人的には気にならない。八年かけた長編だけに、その時々の世相なり作者である浦沢氏の感性によって変化、成長をしていったのではないだろうか。結果的に整合性が取れない部分があっても仕方ないとあえて思う事で納得した。

さて推理小説として楽しんで読まれた方の最大のポイントであった「ともだち」の正体。第一の「ともだち」はフクベエ、第二の「ともだち」はカツマタ君でした。この二人が入れ代わりながら「ともだち」を演じていた、というのが定説らしい。カツマタ君て誰?という事で賛否両論あったと思うが私は最初から、知った上で読み進めていったので、その肩透かしのような衝撃は味わう事はなかった。確かに何も知らない状態で読んでいくと、カツマタ君っていつ出てきたっけ?という扱いだ。しかし読者のその感覚こそ、ケンヂら原っぱメンバーの感覚そのものだったのだろう。それほど彼は彼らの中で存在感、印象が薄い存在だったという事か。

個人的に一番気になった「ともだち」の動機。フクベエは注目されたいという子供なら誰もが持つ自己顕示欲が強すぎた事。その注目を浴びようとした方法が嘘によるものだった事。注目を集めるケンヂら原っぱメンバーへの強くよこしまな嫉妬心。カツマタ君はケンヂら原っぱメンバーに入りたい、友達になりたいという想い、そんな憧れでありヒーローであったケンヂがした万引きの犯人として自分が疑われ虐めの対象になってしまった事。強い憧れと失望の葛藤。私は簡単に、こう捉えて読みました。

物語は世界的な規模で展開し、話を大きく広げすぎ収拾がつかなくなった、という意見もあるが少年時代の倒錯した情念から、ここまで物語を膨らませ読者を引き付けていった浦沢氏の力量を素直に凄いと思う。

数ある疑問。例えばフクベエとカツマタ君の顔がそっくりな事、カンナの父親はどっち、正体は本当にカツマタ君なのか等。これらの疑問も含め読者自身があれこれ自分なりに推測し解釈して楽しめばよいのでは、と思う。

クラスや部活、会社やサークル等にも必ず中心になり注目を浴びる存在はいる。そしてその裏には憧れや嫉妬の想いを静かに、時には激しく視線を向けている存在もある。中心にいる存在は、そんな意識など当然ないだろう。何気なくとった行動、言動が知らず知らずに他人を傷つけてしまう。そんな事を思った。ただ中心にならなくても出来る事はある。中心でないから出来た事もあるだろう。それぞれが置かれた立場で成し遂げる事はいくらでもある。無意味な事など何もない。必ずどこかで誰かの役に立ち、そんな行動を誰かが見てくれている。そんな風に思いたい。

映画公開も重なりTSUTAYAでレンタルするのに苦労したが、読み始めると途中で止める事が出来ずに一気読みしてしまった。読み終えてしまうと何か寂しい気分で他の浦沢作品でも借りようかと思ったが、隣でテスト勉強している娘&奥さんの冷たい視線が痛いので暫くは漫画は控えます。

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2008年8月25日 (月)

20世紀少年④〜⑧

小雨降り続く昨日の日曜日、懲りもせずTSUTAYAに20世紀少年を借りに出掛けた。案の定、全て無かったが粘って4巻から8巻を借りる事が出来ました。すぐに読み終えました。7泊8日で借りたのに。物語は相変わらず過去と現代を行ったり来たりしますが、どんどん進展します。「ともだち」の暴走を止めるべく立ち上がったケンヂ達。どうなったのか!と思っていると現代は「ともだち」の支配がより強大になっている。ケンヂは何処に?地下に潜伏している仲間達は?高校生になったカンナの活躍は?そして「ともだち」とケンヂ達との関係は?史実、実際の事件をネタに上手く折り込みながら、また少年時代のノスタルジーを感じながら読ませていく。ロボットがハリボテっぽいところなど思わず失笑、そしてリアル。だんだん中毒みたいになってきた。早く続きを、よ、読みたい!

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2008年8月24日 (日)

20世紀少年①~③

20世紀少年の第一巻から第三巻まで読みました。昨日、TSUTAYAでレンタルしたのですが、やはり殆どが借りられていて、前半は5巻があるだけでした。仕方ないので5巻だけ立ち読み。ヤン坊、マー坊の変わりように驚く。しかし5巻だけ読んでも、つらいな、と思ってブラブラしていると、棚に戻される前の返却本がワゴンに乗っているではないか。試しに覗いてみると、1巻から3巻と21世紀少年上・下を発見。急いで1巻から3巻をレンタルした。娘の学校行事などでなかなか読む暇がなく、寝る前の23時過ぎから読み始める。ケンジ達とほぼ同世代なので、時代背景や彼らがやっている遊びが懐かしくて読みながら自分の少年時代に心が飛んでいった。時代が行ったり来たりとするが、ケンジが敷島教授の自宅で「ともだちマーク」を見つけたところから物語は一気に動き始める。少年時代の一つ一つのエピソードが現在に繋がるあたりは思わず唸ってしまう。「ともだち」の正体は既に知っているが十分楽しめる。個人的に、1巻から3巻の中ではユキジ、ドンキーの存在感が目を惹いた。これから破滅的な状況に進みそうな空気が充満する物語の中で、ユキジの明るさ、まっすぐさ、強さは爽快ですらある。逆にドンキーは胸を切なく締め付けられる存在だ。

さてここまで読んでくると私達世代だと、どうしてもあの事件をダブらせてしまう。宗教団体を隠れ蓑にした狂気のテロリスト集団が起こしたあの事件。当初、マスコミも大はしゃぎして教団幹部をスター扱いにしていた。現実の事件は多くの被害者を出しつつ、一応の解決をしたが、今でも苦しんでいる人は多い。20世紀少年の「ともだち」はどうなるのだろう。ケンジが立ち上がり、仲間に呼びかけようとするが、それぞれの生活を見て切り出せないくだりは、「そうだろうなぁ」と共感する。この作品は大まかなストーリーはわかっていても、楽しめる。3冊、一気に読んでしまった。問題はTSUTAYAに4巻以降が返却されているか、だけ。なければ購入だが、一応誕生日プレゼントの候補として奥さんと娘には、さりげなくリクエストを出している。

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2008年8月20日 (水)

20世紀少年

テレビで映画予告を見て最近、気になって仕方がない「20世紀少年」。TSUTAYAで何度か立ち読みしようかと思った事はあったが、長いし、緻密なプロット、壮大なスケールの話のようで腰が引けてしまっていた。しかし気になってネットで調べていたら大まかなストーリーは把握できた。おまけに物語の焦点の一つである「ともだち」の正体までネタバレしていた!それでも読みたくなりました。浦沢さんの作品は「モンスター」で、その人間心理をえぐるような独特な作風に感心しましたし、「20世紀少年」も期待出来そうです。浦沢さんはナチスの時代に興味があるのかな。実際に起きた事件もヒントにしているようだし。だから妙にリアルなんですね。映画を先に観ちゃった方がいいのか、漫画を読んでからがいいのか迷います。実写化されると陳腐になりそうだし、作品が持っている世界観が損なわれるような不安もあるし。とりあえず土曜日にTSUTAYAでレンタルしてこようかな。

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